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真言宗智山派
弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)によって開かれた真言宗は、仏教の中でも特に密教であるといわれます。
密教とは「仏さまの秘密の教えを明らかにした教え」という意味ですが、この教えはお釈迦さま在世時代のインドにすでに存在し、それが7世紀ごろに段々と体系化され、8世紀には中国やチベットに伝わったといわれます。
そしてこの教えが弘法大師により日本に伝えられ、真言宗となるのです。
ご本尊は大日如来です。
大日如来は叡智そのものであり、根源の光そのものである大日如来は、太陽の光のようにあらゆる時代、場所にさまざまな姿で現われて、すべての生き物を救うために説法をしています。
宇宙間のすべて花鳥風月草木に至るまで大日如来の説法です。
そして弘法大師は、本来成仏している自己の発見を「即身成仏」という言葉で表しました。
すなわち、密教以外の教えは「三劫成仏」(さんごうじょうぶつ)といい、無限に長い間の修行によらなければ成仏できないとしますが、弘法大師は、この身このまま「即身」に「成仏」が実現するとしました。
なぜなら、私たちと大日如来は本来同じであるからです。
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